一足お先に 新幹線金沢―敦賀間で一般向け試乗会に2千人

佐藤常敬
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 【福井】北陸新幹線の金沢―敦賀間(125キロ)が3月16日に開業するのを前に、JR西日本が3、4の両日に一般向けの試乗会を実施した。約15万人の応募から倍率約75倍の抽選で選ばれた2千人が、JR西の新幹線車両「W7系」の乗り心地や車窓の風景を楽しんだ。

 試乗会は金沢発と敦賀発の計4往復であった。同間は最短41分で結ばれるが、今回は試乗会のため片道1時間ほどかけてそれぞれ往復した。3日午後にあった敦賀発組は午後1時半ごろに金沢に到着。その後、折り返して、午後4時10分に敦賀駅に戻ってきた。

 家族4人で参加した敦賀市の南奈々さん(44)は、「まさか試乗できるとは思わなかった。車窓から見える真っ白な白山がとてもきれいだった」と話した。息子の波琉斗君(6)は「さすが新幹線。ものすごいカーブを静かに速く走るのがかっこよかった」と話した。JR西によると、開業日の切符は16日午前10時に発売される。

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