停留場に名前付けませんか?札幌市の路面電車が初めて「副名称」募集

古畑航希

 札幌市の路面電車(市電)を運営する市交通事業振興公社が、市電の沿線企業に対して、停留場の副名称を募集している。停留場に新たな名称を加え、車内でも名前を放送することで、沿線活性化を目指す。副名称は初めての取り組みで、今年4月から試行的に実施する予定だ。

 同公社によると、全24停留場のうち募集するのは狸小路、すすきのなど14停留場。中央区役所前やロープウェイ入口など、既に固有名詞が含まれている停留場は除外したという。

 副名称は停留場名の下部に表示され、車内放送で名前が案内される。沿線活性化の目的から、応募企業は沿線企業に限る。狸小路(年額66万円)、西8丁目(約53万円)、中島公園通(約40万円)など、乗降人数を考慮し停留場によって年額の広告料が異なる。

 今年4月~来年3月までは試行期間とし、14停留場のうち3停留場程度で実施する予定。応募が重複した場合は抽選する。試行期間での課題を検証した上で、試行期間後に本格実施する。担当者は「最終的には収支改善につながるなど、市電が盛り上がるきっかけになれば」と話した…

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
古畑航希
ネットワーク報道本部(東京)
専門・関心分野
自然環境、災害、平和