シリアに空爆、7人死亡か イラン側「イスラエルが革命防衛隊狙う」
テヘラン=佐藤達弥
シリア国営通信は29日、首都ダマスカス郊外の複数の地点にイスラエルによるとみられる攻撃があり、多数の死傷者が出たと報じた。在英の反体制派NGO「シリア人権監視団」は、農場2カ所が空爆を受け、イランの精鋭部隊・革命防衛隊の司令官を護衛していたシリア人ら7人が死亡したとしている。
同通信は、攻撃に使われた飛行物体が、南西側にあるイスラエル占領地のゴラン高原から飛んできたことから、攻撃がイスラエルによるものだと主張した。イラン国営通信は、シリアの情報筋の話を元に、攻撃はイスラエルが革命防衛隊員を狙ったものだったが、失敗したとみられると伝えた。
内戦が続くシリアでは、イランと友好関係にあるアサド政権を革命防衛隊などが支援しているとされる。シリア人権監視団によると、空爆があった地域には、革命防衛隊のほか、同様にアサド政権を支えてきたレバノンの親イラン組織ヒズボラの活動拠点があるとみられている。
シリアでは昨年12月に革命…
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