能登半島地震の発災後、避難所となっていた金沢市内の公立小中学校8校で、玄関や周りのガラスが割れていたことが市教委への取材でわかった。市教委は「調査中」として学校名や原因を明らかにしていないが、朝日新聞の取材では、少なくとも1校で住民が玄関の解錠方法がわからず、やむをえず扉を割って避難していた。
1校は沿岸部の学校で、正面玄関の透明な扉が1枚破損しており、学校は取材に、避難に伴う破損であることを認めた。避難した住民によると、発災後、津波警報が出たため、指定避難所になっている学校へ向かった。しかし、解錠の仕方がわからず、避難者の一人が、れんがのようなもので扉を破って校内に避難したという。
学校によると、鍵を開ける要員は校区の住民に複数人いるが、今回は到着が近隣住民の方が早く、元日でもあり、不在だった要員もいたという。
学校に避難した住民は「先生…
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