ロシア国防省が民間軍事会社ワグネルに替わる「アフリカ部隊」を創設し、アフリカでの権益維持に乗り出した。ロシアメディアによると、今年末までに親ロシアの5カ国に展開する計画だという。ワグネル解体後もアフリカでの影響力を拡大し、米欧の排除を進める狙いとみられる。
アフリカ部隊のテレグラムチャンネルは24日、西アフリカのブルキナファソに100人の部隊が到着したと明らかにし、空港で輸送機から荷物を下ろしている写真も投稿した。
旧仏領のブルキナファソでは2022年のクーデターで軍事政権が誕生したが、イスラム系武装組織との戦闘が続く。隣国のマリやニジェールとともにロシアに接近し、ワグネルが戦闘員を派遣しているとの指摘もあった。
アフリカ部隊は「(ブルキナファソの暫定大統領の)指導者トラオレ氏と国民をテロリストの攻撃から守る」と主張。近く200人が追加で配備されるとしている。
親ロシアのアフリカ5カ国に展開か
ロシアの有力紙コメルサント…
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