千葉県の公立高全日制 志望倍率は1.13倍 教員らのグループ発表

伊藤繭莉

 千葉県内の公立小中学校の教員でつくる県教育研究会の進路指導研究部会は26日、公立中学3年生を対象とした県内公立高校への進路志望状況調査(5日現在)を発表した。

 調査対象は県内の公立中学校の3年生と、茨城、埼玉両県からの進学希望者で、5万6人から回答を得た。進学志望率は、97・84%で、2007年以降で過去最高となった。

 全日制の志望者は3万4755人。倍率は1・13倍で3年連続同じ。定時制の志望者は761人で、倍率は0・60倍(前年度0・56倍)。07年以降過去最高となった。通信制の倍率は0・38倍で昨年度と比べ、微増となった。

 全日制で倍率が最も高いのは、船橋(普通)で2・57倍。市立千葉(理数)が2・38倍、東葛飾(普通)が2・26倍と続いた。最も低いのは、九十九里(普通)で0・23倍。館山総合(家政)が0・25倍、同(工業)が0・28倍だった。

 研究部会の担当者は、「様々な進路選択をする可能性が増え、全日制だけではなく、定時制や通信制も選択の視野に入る生徒が増えている傾向にある」と話した。(伊藤繭莉)…

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