バターチキンカレーの元祖は? 起源めぐりインドで訴訟トラブル
藤原伸雄
世界的に有名なインド料理のバターチキンカレー。濃厚でクリーミーな、その人気料理のレシピの起源を巡り、自分の店こそが元祖と主張するインドの料理店2店が法廷で争う事態に発展している。インド国内でもSNS上で議論が巻き起こり、注目を集めている。ロイター通信などの海外メディアが25日、報じた。
ロイター通信によると、バターチキンカレーを「発明」した、と主張しているのは1947年に創業した老舗店「モティマハル」と、2019年に開店した料理店「ダリヤガンジ」。ともにインドの首都ニューデリーに店を構える。
インドメディアによると、老舗モティマハルがダリヤガンジに対して商標権侵害訴訟を起こした。今月16日、デリー高等裁判所で初めての審理が開かれ、担当判事はダリヤガンジ側に30日以内に回答書を提出するよう求めた。5月29日に次回の審理が開かれるという。
起源をめぐる両者の言い分は…
報道によると、原告のモティ…