ヘイリー氏撤退 トランプ氏の指名獲得が確実 バイデン氏と再戦へ

有料記事アメリカ大統領選挙2024

ワシントン=高野遼 中井大助
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 米大統領選に向けた共和党の候補者選びで、ヘイリー元国連大使(52)が6日、選挙戦からの撤退を表明した。トランプ前大統領(77)が共和党の候補者指名を受けることが事実上、決まった。11月の本選は4年前と同じ、民主党バイデン大統領(81)との対決になる見通しだ。

 ヘイリー氏は米東部時間6日午前10時(日本時間7日午前0時)ごろ、地元サウスカロライナ州で支持者に向けて演説。「候補者ではなくなるが、自分が信じることのために声を使い続ける」と述べた。また、トランプ氏が大統領候補になる見通しだと認めて祝福を送ったものの、「今度はトランプ氏が、党内外で彼を支持しない人の投票を勝ち取る必要がある」と述べ、明確な支持は打ち出さなかった。

 ヘイリー氏の演説は約5分間だった。具体的な政策をめぐっては「ウクライナイスラエル、台湾にいる味方と一緒に立つことは倫理的に必要だ」「我々がさらに引けば、戦争が減るのではなく、さらに増える」と述べ、同盟関係を軽視するトランプ氏を牽制(けんせい)した。また、「米国人としてまとまらなければならない。憎悪と分断の暗さと違う方向に向かわなければならない」と訴えた。

スーパーチューズデー直後に決着

 そのうえで、「私はずっと保…

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