自分らしい生き方って? 比嘉愛未さんが考えるモヤモヤの正体

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文・平岡春人 写真・伊ケ崎忍

 俳優の比嘉愛未さんは、自分自身も「圧倒的に作りたい派」だと話す。ご飯を準備して、ワクワクしながら友人を待つのが楽しいという。

 「もちろん、料理を食べて喜んでくれる顔を見るのが、最終的な喜び。だから野本さんにはとても共感できます」

 ゆざきさかおみの人気漫画が原作のNHKドラマ「作りたい女と食べたい女」(月~木曜夜10時45分)。シーズン2が、29日に始まる。比嘉さんは、主人公の野本さんを演じている。

 料理が大好きだが小食な野本さんは、マンションの同じ階に住む春日さん(西野恵未)に手料理を振る舞うようになる。大きな口でばくばくと食べる春日さんを見ると、うれしくなる。2人で食卓を囲むうちに、野本さんは春日さんへの思いが恋だと気づいた――というのがシーズン1のあらすじ。

 野本さんは喜怒哀楽がはっきりと表に出る。うれしくてもだえたり、涙が抑えられなくなったり。

 「シーズン1では、あるシーンの台本に『(春日さんにお出かけに誘われて)うれしくて2、3回足踏みする』と書かれていたのを、アドリブでたくさん足踏みしました。野本さんらしくできたと思います」

 新シーズンでは、野本さんが…

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この記事を書いた人
平岡春人
文化部|映画担当
専門・関心分野
映画、音楽、人権