日本の高校生、渡仏目指す 「一緒に映画作った」あの子をハグしたい

有料記事

本間ほのみ

 東京都立工芸高校(東京都文京区)が3月、フランスにあるコルベール高校と姉妹校となるパートナーシップ協定を結ぶ。両校は以前から共同で映画制作をするなど交流を育んできたが、生徒同士が直接会ったことはなかった。パリでの調印式で「初対面」を果たすための計画が進んでいる。

フランスの高校が提案 撮影は別々で

 交流のきっかけは2018年、都立工芸の映画研究部が毎年参加している映画コンクール「高校生のためのeiga worldcup」(NPO法人映画甲子園主催)だった。

 これに招かれて来日したフランスのラスパイユ高校の教員が都立工芸を訪問し、映画の共同制作を提案。顧問の鈴木智和主幹教諭(47)は「きっと日本とは違う発想を持っている。作品の幅も広がり、部員の刺激にもなれば」と快諾した。

 映画は一つの脚本に基づいて…

この記事は有料記事です。残り978文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません