自民・森山派、解散を検討 「いったん解散が国民にも分かりやすい」

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 自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受け、森山派(8人、近未来政治研究会)が派閥の解散を検討していることが分かった。25日にも派閥会合を開き、所属議員の意見を聞いて最終判断する。

 森山派幹部が明らかにした。同派は今回の政治資金問題で刑事告発を受けておらず、会長を務める森山裕総務会長は「今後どうするかは、党の議論も踏まえてみんなで相談して決めたい」と話していた。

 党の政治刷新本部での議論では、派閥存続と撤廃の意見で割れていたが、本部長の岸田文雄総裁(首相)は23日、派閥から「金と人事」を切り離すなどとする中間とりまとめ案で一任を取り付けた。

 森山派は議論を重ねるなか、解散論に傾いた模様だ。同派幹部の一人は「いったん解散した方が国民にも分かりやすい」と話した。

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