マイナ保険証の利用率、8カ月連続低下 若年層ほど利用しない実態も

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中村靖三郎
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 マイナンバーカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」の利用率が昨年12月は4・29%で、8カ月連続で低下したことがわかった。厚生労働省が19日公表した。年代別の利用率のデータも初めて公開。最も高いのは「65~69歳」で、若い世代ほど利用していない実態も明らかになった。

 政府は昨年末、今の保険証を原則廃止し、今年12月2日から「マイナ保険証」に移行すると閣議決定した。ただ、昨年4月に6・3%だった利用率は下がり続けており、低迷から抜け出せない。

 昨年12月は、医療機関や薬局が患者の健康保険証の資格確認をオンラインで実施した件数が約1億7781万件あり、このうちマイナ保険証を利用したのは約763万件だった。利用率は4・29%で、同11月の4・34%からさらに低下した。

 厚労省は19日、年代別のマイナ保険証の利用率も公表。昨年11月分で最も高かったのは「65~69歳」の7・09%。これより若い世代では、年齢が低いほど利用率が低下傾向で、「20~24歳」は3・62%、「30~34歳」は4・84%、「40~44歳」は4・97%などだった。

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