『厨房のありす』自閉スペクトラム症の料理店主、化学で客に寄り添う
平岡春人
テレビ番組評「試写室」
『厨房のありす』
★21日 日テレ系 夜10・30
口癖は「料理は化学です」。自閉スペクトラム症の料理店主、八重森ありす(門脇麦=写真)が悩み、奮闘する物語だ。
今夜は初回。アルバイト先を探して料理店を訪ねてきた酒江倖生(こうせい、永瀬廉)に、ありすが突然、豚の角煮定食を振る舞う。疲れている人に効くのだと、化学式をもって解説する。倖生は戸惑いながらも料理を食べて、思わず涙する。
店の名前は「ありすのお勝手」。メニューは、お任せ料理のみ。ありすが小窓越しに客を観察し、それぞれに合った料理を提案する。
登場人物たちが互いを支え合って生きる。出てくる料理はどれもおいしそう。見ていると心が温まり、おなかが減った…
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