新幹線から乗り継ぐ勝負は「8分」、千人のJR社員が敦賀駅に集結

佐藤常敬
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 【福井】北陸新幹線の開業が約2カ月後に迫るJR敦賀駅で18日、乗客の乗り換えシミュレーションがあった。JR西日本の社員ら約1千人が集まり、新幹線から在来線特急へとスムーズに乗り継ぎできるかを確認した。

 同社によると、新幹線が一度に運ぶ乗客は最大約900人で、同駅での標準的な乗り換え時間は「8分」。3階の新幹線ホームから、2階のコンコースを抜け、1階の在来線のホームに移動する。各所には、新幹線駅でも最大規模のエスカレーター26基、エレベーター6基と乗り換え改札19基を配して備えている。

 乗客役の約900人は実際に新幹線から降り、カートや旅行カバンなどを携えて駅構内を移動した。その流れを確認する職員も約100人を配置した。

 JR西金沢支社の岡久資・副支社長は「想定よりも少し時間がかかった。混雑するエスカレーターがあり、お客様の誘導などを改善して、開業当日を迎えたい」と話した。(佐藤常敬)

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