首相、追い込まれ突然の「派閥解散」 麻生派幹部「解散などしない」
笹川翔平 森岡航平 安倍龍太郎
岸田文雄首相が「派閥解散」の検討に踏み込んだ。自民党の政治資金パーティーをめぐる事件で、自ら率いた岸田派が立件される危機に瀕(ひん)し、批判にさらされる派閥の維持は困難と判断した。ただ、自民内には派閥温存論も根強く、他派閥の幹部から首相批判が噴き出している。
首相の表明は唐突だった。
18日午後7時前、「岸田派は政治団体を解散する方針」との通信社による速報がネット上に流れた。ほどなく官邸のエントランスに現れた首相は記者団から事実関係を問われ、「解散についても検討している」。理由については「政治の信頼回復のためにどうあるべきか。そういったことで検討している」と語った。
元会計責任者立件方針、変わった空気
安倍派(98人)が組織的に…
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