あぶらとり紙のあの女性、名前つきました 「家政婦は見た!」に縁も

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日比野容子
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 あぶらとり紙が有名な「よーじや」は今年、創業120年を迎えた。記念事業として大正期に生まれた顔全体を覆える巨大サイズのあぶらとり紙を19日から復刻販売する。ロゴマークとして知られる京美人も誕生から約60年経って名前が付けられることになった。その名も「よじこ」。

 よーじやは1904(明治37)年に京都市で創業。歌舞伎役者や舞妓(まいこ)らが用いるおしろい、口紅などの化粧用品を売っていた。「舞台照明に当たった肌のてかりが気になる」という客の要望を受け、あぶらとり紙を売り始めたのが1921(大正10)年。当初は1枚で顔全体を覆えるお顔サイズ(19・5センチ四方)だったといい、1冊20枚入りを1200円で復刻販売する。

 手鏡に映った、黒髪でおちょぼ口の京美人をあしらったロゴマークは、1965(昭和40)年に誕生。長らく名前はなかったが、社員が「よじこ」と呼び習わしてきたことから正式名称に採用された。

 大正、昭和、平成に生まれた…

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