志賀原発の非常用発電機1台が試運転で停止 「燃料冷却に問題ない」

能登半島地震

福地慶太郎
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 北陸電力は17日夜、停止中の志賀原発1号機(石川県志賀町)の非常用発電機3台のうち1台が試運転中に停止したと発表した。原因は調査中。使用済み核燃料の冷却に必要な電源は確保されており、安全に問題はないという。

 16日夕方に発生した最大震度5弱の地震後の設備確認の一環で17日夕に試運転をしたところ、自動停止した。1日の地震後の試運転では問題がなかったという。

 1号機は現在、外部電源から受電し、プールにある672体の使用済み核燃料を冷却している。今回、自動停止した非常用発電機は、外部電源やほかの発電機が使えなくなった場合に電力を供給するためのものという。

 志賀原発では1日の地震で変圧器からの油漏れが相次ぎ、一部の外部電源が使えなくなった。壊れた部品の調達に時間がかかるため、すべての外部電源が復旧するまでに少なくとも半年程度かかるという。福地慶太郎

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