「ふるさと納税の温泉券の偽造品、ネット上に」 兵庫・洲本市が発表
天野剛志
兵庫県洲本市は17日、ふるさと納税の返礼品の「洲本温泉利用券」で偽造品が見つかった、と発表した。洲本署に相談し、同署が詐欺容疑で捜査している。
市によると、昨年12月に匿名のメールで偽造品がネット上で出回っている、と市に連絡があった。調べたところ、年明けになって利用券記載の番号が本来のものと異なる複数の偽造品を確認できたという。
温泉利用券は市にふるさと納税をした寄付者に返礼品として送られ、寄付者は市内のホテル・旅館で使用できる。1万円券と5千円券の2種類があり、偽造品は1万円券という。市は使用済みの券と引き換えに代金をホテル・旅館側に支払うが、支払い済みの昨年11月分までは偽造品はなかったという。
市は偽造品の使用を防止するためホテル・旅館側に注意するよう通知した。もともと転売は禁止しており、ネット上で購入しないよう広く呼びかけている…