安倍派谷川氏、立件なら議員辞職の意向 4千万円超の裏金作り疑惑

自民

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 自民党安倍派による裏金事件を受け、同派の谷川弥一衆院議員(長崎3区、当選7回)が、捜査中の東京地検特捜部に自身が立件された場合、議員辞職する意向を党幹部に伝えていることがわかった。政権幹部が取材に明らかにした。

 谷川氏は、安倍派が政治資金パーティー収入の一部を裏金化し、4千万円超のキックバック(還流)を受けた疑いがある。

 谷川氏は、党長崎県連会長を「一身上の都合」を理由に引責辞任。一方で自身の進退についての言及は避けていたが、立件された場合、議員辞職は避けられないと判断したとみられる。安倍派では、衆院議員の池田佳隆容疑者(比例東海、当選4回)が政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕され、派閥幹部の松野博一・前官房長官萩生田光一・前党政調会長らも任意で事情聴取を受けていることが判明している。

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