佐々木海法女流1級、住まいはお寺 将棋に勝って「私、生きている」

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北野新太
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 将棋の藤井聡太名人・竜王(21)=王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ八冠=らが出場する第17回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)本戦が14日、名古屋市で前日に続いて開催された。デビュー2年、18歳の若さで大盤解説会の聞き手を務めたのは佐々木海法(みのり)女流1級だ。

 源氏に仕え、鎌倉幕府で御家人となった佐々木盛綱の末裔(まつえい)。盛綱の子である俊綱が1262年に創建した浄土真宗本願寺派の佛照寺(大阪府茨木市)で生まれ育ち、女流棋士の道へ進んだホープに聞いた。

 ――藤井名人らトップ棋士たちが熱戦を繰り広げる現場です。満員の来場者の前での聞き手は緊張するのでは。

 「対局前の控室で棋士の先生方が漂わせる緊張感が本当にすごくて……。対局はほとんど相居飛車の将棋で、私は振り飛車党なので本当に難しくて。もうほとんどファンとして見ているような感覚ですが、出来る限り盛り上げられたらと思っています」

 ――お住まいがお寺と聞きました。将棋界では谷川浩司十七世名人がお寺(神戸市の高松寺)の生まれということも有名ですが、両方とも浄土真宗本願寺派のお寺という点も共通していますね。

 「そうなんですね! あんま…

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