「萩生田帝国」で市長選、裏金事件の影響いかに 本人は「否めない」

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藤田大道 太田原奈都乃
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 14日に告示される東京都八王子市長選は、現職の退任を受け、新顔4氏による争いになりそうだ。多摩地域最大の人口56万人が暮らす中核市は、自民党の都連会長を務める萩生田光一衆院議員の地元。派閥でのパーティー券裏金事件の渦中にある一人だけに、その影響に注目が集まる。

八王子市長選は14日告示

 「今日はちょっとマスコミお断りで……」

 昨年12月、JR八王子駅直結の2千人規模のホールで開かれた初宿(しやけ)和夫氏(59)の「総決起大会」。陣営の担当者は会場に集まった報道陣にこう告げ、言葉を濁した。

 元都職員の初宿氏は、3期務めた石森孝志(たかゆき)市長の後継として市長選出馬を明らかにしており、自民・公明両党が推薦を決めている。後日、陣営幹部が報道非公開とした理由をこぼした。

公明「前面に出さないように」

 「代議士が色々大変な時期だ…

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