「赤字即廃線ではない」JR九州社長 ローカル線地元と「順次」議論

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聞き手・小出大貴
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 JR九州は2023年、長崎と佐賀を結ぶ西九州新幹線が1周年を迎え、長崎駅の新駅ビルの完成や温泉旅館の開業など沿線で明るい話が続いた。一方、古宮洋二社長が気にかけているのは赤字ローカル線だ。将来的にどんな姿で地域交通を残すのか。その考えと議論の進め方について聞いた。

 古宮社長の主な発言は以下の通り。

JR九州・古宮洋二社長に聞く

 ローカル線が経営の課題となっています。JR発足当時(1987年)と比べて、利用者が8割減ってしまった路線区もあります。

 2023年には(国が自治体…

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