「ひみ寒ぶり宣言」1852本揚がる 冬の味覚、氷見から全国出荷
小西良昭
富山の冬の味覚・ブリの本格シーズンが始まった。富山県氷見市の氷見漁港で23日、1852本が水揚げされた。氷見漁協や仲買人らでつくる判定委員会が、ブランド魚の出荷を告げる「ひみ寒ぶり宣言」を出した。
ひみ寒ぶりは富山湾の定置網で取り、氷見漁港で競られた重さ6キロ以上を指す。委員会が形や数を見て安定して全国へ出荷できると判断すれば宣言を出す。昨季は11月26日に宣言しており、宣言見送りの年を除き、今季は過去3番目に遅い。
氷見市観光協会などは「第12回ひみぶりフェア」を来年2月までの予定で開催中。担当者は「宣言に注目していただいていたが、これでさらに弾みがつく。飲食店や宿に予約したうえで、楽しんでもらえれば」と話す。
氷見市は、ふるさと納税で「ひみ寒ぶり」の返礼品を用意してPRする。商工振興課(0766・74・8105)へ…