新型車両、3月16日デビュー 山形新幹線、東京まで4分短く

坂田達郎
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 山形新幹線の新型車両「E8系」について、JR東日本東北本部は2024年3月16日のダイヤ改定から営業運転を始めると発表した。最高速度は現在より25キロ上がり、時速300キロとなる。東京―山形・新庄は4分短縮される。

 「400系」、「E3系」に続く3代目で四半世紀ぶりの新型となる。E8系が走るのは上下3本ずつの1日6本。在来線区間の福島―新庄の最高速度の時速130キロは変わらない。

 空気抵抗を減らすため、先頭車両の先端部は3メートル長い9メートル。全席のひじ掛けの下にコンセントを設置し、ハンドル型電動車いすに対応した3席分の客室スペースを設けた。

 JR東は主な駅にポスターを掲げたり、山形、米沢、新庄3駅にカウントダウンボードを設置したりしてデビューを盛り上げる。(坂田達郎)

山形―東京を最速で結ぶE8系の列車

【下り】東京駅午前9時24分発の「つばさ131号」

東京→山形 2時間22分(4分短縮)

東京→新庄 3時間7分(4分短縮)

【上り】山形駅午前7時12分発の「つばさ124号」

山形→東京 2時間23分(4分短縮)

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