辺野古移設「代執行、年内に何としても」 政府、着々と進める構え

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小野太郎 矢島大輔 田嶋慶彦
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 米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、25日までに設計変更を承認するよう県に命じる福岡高裁那覇支部の判決を踏まえ、玉城デニー知事は改めて承認の可否を判断する。期限内に承認しなければ、国土交通相は玉城氏に代わり承認を代執行できる。玉城氏は「判決内容を踏まえ、今後の対応について検討する」とのコメントを出した。

 玉城氏が判決を受けて取り得る選択肢は、①判決に従わず最高裁に上告する、②判決に従わないが上告はしない、③判決に従い設計変更を承認するの三つ。①、②を選べば代執行される。

 玉城氏が期限までに承認しない場合、国土交通省は代執行に向けた手続きに入る見通しだ。

 斉藤鉄夫国交相は20日、首…

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この記事を書いた人
小野太郎
政治部|防衛省担当
専門・関心分野
国内政治、沖縄、安全保障