東シナ海の構造物から炎、ガス田開発か 外務省、中国に抗議

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 外務省は18日、東シナ海の日本と中国の地理的中間線の西側で、中国が設置した構造物から炎が上がっているのを海上自衛隊が確認したと発表した。中国はこの地域で18基の構造物を設置しており、ガス田開発を進めているとみられる。

 外務省によると、炎が確認されたのは昨年10月以来で、今回の構造物で14基目となる。同省は「東シナ海の排他的経済水域(EEZ)及び大陸棚の境界がいまだ画定していない状況で、中国側が一方的な開発行為を継続していることは極めて遺憾」として、鯰(なまず)博行アジア大洋州局長が楊宇・在日中国大使館次席公使に強く抗議した。東シナ海のガス田の共同開発などを盛り込んだ「2008年合意」に関する交渉再開に早期に応じるよう強く求めたという。

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