全国にある「こども食堂」の数が今年度、前年度より1768カ所多い9131カ所になったことがわかった。認定NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」(湯浅誠理事長)が14日、調査結果を公表した。新型コロナウイルス感染症の5類移行を受け、地域のつながりを取り戻そうとする意識の高まりが後押しになっているという。
同法人によると、2018年度の調査開始以来、増加数は過去最高。全ての都道府県で増えており、総数は全国の公立中学校数(約9300)とほぼ並んだ。東京は1千を超え、増加数(170カ所)もトップに。企業が開設するケースが増えているという。全国での年間の延べ利用人数は1584万人で、うち1091万人が子どもと推計している。
校区に一つ以上が初めて3割超に
同法人は「すべての子どもが…