いじめ自殺ほのめかすノートに花丸 両親「ショックで震え止まらず」

有料記事

仙道洸
[PR]

 奈良市立小学校で2022年6月、いじめを受けていた女子児童が自殺をほのめかす内容を書いたノートに、担任教諭は「花丸」を付けて返却したうえ、管理職や保護者に内容を伝えていなかったことがわかった。市教育委員会が近く公表する調査報告書で、「不適切な対応であったと言わざるを得ない」と指摘している。

 市教委によると、女児は小3の21年から小4の22年にかけ、同学年の男児から突き飛ばされたり、足を踏まれたりする12件のいじめに遭ったとして、学校側から22年11月、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定された。

 いじめが続いていた22年6月、女児はノートに「わたしは死ねばいいのに」「死ねばいいな、自分なんて、いなければよかった」などと書いて提出。担任は赤ペンで「花丸」をつけ、「You can do it!!(あなたはできる)」「ファイト!!」と書いて返した。

被害女児、英語の意味が分かった時は…

 代理人を務める三橋和史弁護…

この記事は有料記事です。残り587文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません