あの日、山崎康晃は車を止めた 騒動でも変わらなかった「気遣い」

有料記事横浜DeNAベイスターズ

加藤秀彬

 ずっと気になっていたことがあった。なぜ、あのとき声をかけてくれたのか――。

 今年5月、プロ野球・横浜DeNAベイスターズの山崎康晃は、ある騒動の渦中にいた。

 発端は、今季加入したトレバー・バウアーが日本初登板を迎える2日前。バウアーが三振を奪った際、刀を上から下に振るポーズを本人と一緒に観客もやろうと球団が呼びかけた演出だった。

 山崎は自身のSNSで、過剰な演出はリスペクトを欠くのではないか、と疑問を投げかけた。チーム内でもめているとも受け取られかねない発言に、山崎へ批判の矢が飛んだ。

 この投稿をした翌日、山崎は救援登板で5失点した。試合後、複数の記者が山崎を取材するために駐車場で待機した。

 登板内容に関しては質問が続いたが、騒動については牽制(けんせい)し合う空気が流れた。

 私は、この日の乱調が騒動と無関係とは思えなかった。迷いもあったが、質問するべきだと判断し、「どういう意図だったのか」と切り出した。

 山崎は淡々と語った。「詳し…

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この記事を書いた人
加藤秀彬
スポーツ部
専門・関心分野
陸上、サッカー、海外スポーツ