旧ジャニーズ新会社の福田社長「芸能界、近代化させるきっかけに」

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滝沢文那

 故ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.(スマイルアップ))からタレントのマネジメント業務などを引き継ぐ新会社「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」の福田淳社長が9日、都内で報道陣の取材に応じ、新会社の経営を通じて「日本の芸能界を近代化させるきっかけにしたい」と語った。

 福田氏はコンサルタント会社で、日本の芸能界では珍しい「エージェント契約」と呼ばれる、タレント自らが仕事を選べるなど自由度の高い契約形態を採り入れ、事務所の移籍制限や不当契約など芸能界の前近代的な慣習を批判してきたことで知られる。

 この日も取材に「日本の芸能事務所は、口利きでやってきた古い業界」「タレントには選択の自由、移籍の自由もあるべきだ」と主張。新会社では、従来のようにタレントの育成からスケジュール管理までを会社が担うマネジメント契約と、エージェント契約のいずれも選択できるようにすると語った。今後タレントと契約を進めていくが、「(スマイル社に所属する)約160人のタレントのうち、ほとんどが契約してくれるのではないか」とも語った。

 一方、スマイル社が所有する…

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