サイバーやテロ、国際詐欺などを議論 G7水戸が開幕

張守男

 主要7カ国(G7)内務・安全担当大臣会合が水戸市で8日、3日間の会期で始まった。市内のホテルであった歓迎レセプションには、各国の大臣、政府関係者ら約140人が参加。県産食材を使った料理や、茨城の日本酒やビールなどが振る舞われた。

 会合では、国際テロやサイバーセキュリティー、児童の性的搾取・虐待、国境を越える特殊詐欺の対策などが議論される。日本からは松村祥史・国家公安委員長が参加し、議長を務める。茨城でG7が開催されるのは、2016年の科学技術大臣会合(つくば市)以来になる。

 この日夜のレセプションで、主催者としてあいさつをした大井川和彦知事は「民間の調査で茨城県は日本で最も魅力に欠けると選ばれましたが、どうか安心してください。3日間で茨城の魅力を体験いただける」と英語で語りかけた。

 水戸市民会館をメイン会場に、本格的な議論は9、10日にある。会場周辺では県警が警備を強化しており、期間中は公共交通機関を使うよう県は呼びかけている。(張守男)…

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