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安倍派幹部6人に裏金か 塩谷・松野・高木・世耕・萩生田・西村氏

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 自民党最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとみられる問題で、同派の中枢幹部6人のうち、松野博一官房長官のほかの5人も、直近5年間でそれぞれ1千万円超~約100万円の裏金のキックバック(還流)を派閥から受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあることが、関係者への取材でわかった。

1千万円超~100万円

 全6人の安倍派の中枢幹部は、事実上トップの「座長」を務める塩谷立・元文部科学相と、派閥の有力者で「5人衆」とされる松野氏、高木毅・党国会対策委員長世耕弘成・党参院幹事長、萩生田光一・党政調会長西村康稔経済産業相。裏金問題は、松野氏に加えて、岸田文雄首相を支える党幹部や重要閣僚に幅広く波及した。

それぞれの受領金額は

 関係者によると、安倍派のパ…

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    大川千寿
    (神奈川大学法学部教授)
    2023年12月9日8時54分 投稿
    【視点】

    今朝のこの自民党最大派閥の幹部6名が並ぶ写真は、非常にインパクトがあります。「権力と腐敗」という政治の普遍的な課題を象徴するかのようです。まさに、問題は底なし沼という様相を呈してきました。 報道では「点」として徐々に疑惑が浮かび上がっ

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2023年12月9日5時32分 投稿
    【視点】

    自民党の最大派閥である安倍派は、領袖が亡くなり一年経っても自民党総裁=首相を目指す後継を決めず、一体何が「集団指導体制」なのか、寄らば大樹の政治家らを抱える「集団管理体制」に過ぎない…と先日、裏金疑惑が持ち上がる前に書きましたが、これでは「

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