旧統一教会問題追及の鈴木エイト氏ら 早稲田ジャーナリズム大賞

森下香枝
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 早稲田大学は7日、「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」の贈呈式を大隈記念講堂で行った。

 公共奉仕部門の大賞は、NHK「精神医療問題」取材班のETV特集「ルポ 死亡退院~精神医療・闇の実態~」と島袋夏子・琉球朝日放送ディレクターらの「命ぬ水~映し出された沖縄の50年~」の2作品が選ばれた。

 同部門の奨励賞は、「神戸連続児童殺傷事件の全記録廃棄スクープと一連の報道」(神戸新聞「失われた事件記録」取材班)、「新型コロナワクチンの副反応に関する調査報道」(CBCテレビの新型コロナワクチン取材班)の2作品。

 草の根民主主義部門の大賞には、旧統一教会問題を追ったジャーナリストの鈴木エイトさんの著書「自民党の統一教会汚染 追跡3000日」(小学館)が選ばれた。同部門の奨励賞は「『南米アマゾンの“水俣病”』に関する報道」(TBSテレビ解説委員長の萩原豊さん)。

 大賞を受賞したNHK取材班は、「弱い立場の人たちの命が踏みにじられているこの国の実情を知ってほしい」。鈴木さんは「大手メディアが取り上げない中、長年一人で追及してきたことが評価をされ、感慨深く思っています」と喜びを語った。(森下香枝)

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