都教委の英語スピーキングテスト、反対の教授らが独自調査結果を公表

本多由佳
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 先月26日に中学3年生約7万人が受験した東京都教育委員会の英語スピーキングテストをめぐり、都立高校入試への活用に反対する大学教授や都議らが5日、記者会見を行い、独自に行った実施状況調査結果を公表した。中3生や保護者らから計266件の回答を得たという。

 先月26日夕から今月3日、インターネットでアンケートを実施(匿名可)。「まわりの生徒が何を言っているかがわかった」(86件)▽「(防音用の)イヤーマフが痛い、集中できない」(76件)▽「試験を前後半に分けることで、長時間の拘束や不公平感を生んでいる」(66件)などの意見が集まったという。

 また、前後半とも同じ問題を解くにもかかわらず、「後半組に前半組の解答する声が聞こえ、何を言っているかもわかった」との回答が15件、「前半組と後半組の接触があった」が13件あった。都教委の担当者は「(該当する)会場などが分からないので確認しようがない」としている。(本多由佳)

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