経歴詐称など疑惑続出のサントス議員を除名処分 米下院、史上6人目
ワシントン=高野遼
米下院は1日、経歴詐称や選挙資金の不正利用などを指摘されていた共和党のジョージ・サントス下院議員(35)の除名処分を、超党派の賛成で可決した。下院議員が除名となるのは21年ぶりで、史上6人目となった。
サントス氏は2022年の中間選挙でニューヨーク州から立候補して初当選した。だが経歴詐称などのスキャンダルが続き、5月には詐欺やマネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で刑事訴追もされていた。
この日の採決では、除名処分が311対114で可決された。民主党は大半にあたる206人が賛成。共和党では賛否が割れたが、105人が賛成に回り、除名処分に必要な3分の2の賛成に達した。
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