「らんまん」効果か 高知観光地客数 コロナ禍前上回る 年度上半期

福家司

 四国運輸局は2023年度上半期(4~9月)の四国の主要観光地60カ所の入り込み客数を発表した。4県合計は690万人で前年度同期を16・8%上回った。コロナ禍前の19年度同期を上回ったのは高知県のみで、NHKの連続テレビ小説「らんまん」の効果とみられる。

 県別では香川234万人、愛媛188万人、徳島154万人、高知114万人の順で、4県とも前年度同期を上回った。新型コロナの5類移行の影響とみられる。

 コロナ禍前の19年度同期と比べると、高知は18・0%上回り、香川、愛媛、徳島の3県は15~18%下回っている。4県合わせた入り込み客数も19年度同期を12・7%下回った。

 23年度上半期に入り込み客数が最も多かった観光地は、松山城ロープウェイ・リフト(松山市)の62万人、次いでニューレオマワールド(香川県丸亀市)の46万人。前年度同期からの増加率が最も高かった観光地は牧野植物園(高知市)が162・2%増、続いて阿波おどり会館(徳島市)が75・8%増となっている。(福家司)…

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません