現場へ! パラスポーツの裾野③
大阪市長居障がい者スポーツセンター(東住吉区)の中級スポーツ指導員の井上湧介(24)は11月2日午後、トレーニングジムを担当していた。
「ここにレバーがあるんですよ」とトレーニング器具の使い方を教える。「いけますか」と利用者に声をかけ、重りを調整する。「120キロ、挙げてや」。ベンチプレスに励む利用者からそう言われ、井上自身も挑戦した。
同センターは1974年、国内で初めて、障害者のためのスポーツ施設として開かれた。現在は、大阪市障害者福祉・スポーツ協会が運営を受託する。
パラスポーツ指導員は担当す…