ファーウェイとシャープ、通信特許で相互利用契約 5G技術など巡り
西山明宏=北京 中村建太
中国通信機器大手ファーウェイとシャープは27日、双方が持つ通信関連の特許を相互に使えるようにする長期の「クロスライセンス契約」を結んだと発表した。高速通信規格5Gや、1世代前の4Gなどの技術が対象。お互いの特許を利用する際の使用料を支払う手間を減らせるなどの利点があるという。
相互に使えるようにするのは、製品ごとに定められた標準規格を満たすために必要な「標準必須特許」で、基本的に公開されている技術だ。非公開の技術を教え合うわけではない。
特許をめぐっては利用の承諾…