遅れる大阪万博の海外パビリオン建設 ゼネコンが乗り気でない理由

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長橋亮文
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 2025年4月に開幕する大阪・関西万博の海外パビリオンの建設が大幅に遅れている。ゼネコンが契約に二の足を踏んでいるからだ。背景には、人手不足や資材高に加え、会場へのアクセスの悪さや外国政府との交渉の難しさがある。

 「(開幕に間に合うための)デッドライン(期限)は過ぎていると思った方がいいのではないか」

 日本建設業連合会(日建連)の宮本洋一会長は27日の会見で、パビリオンの予算や工期、設計書を示していない外国政府に対し、対応を急ぐよう訴えた。

高騰する資材費 配慮してくれない外国政府

 ゼネコンが頭を抱えるのが…

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    マライ・メントライン
    (よろず物書き業・翻訳家)
    2023年11月29日8時10分 投稿
    【視点】

    東京五輪のときは、「開催できるか、成功するかどうかは別として、とにかく準備作業をカネにしたい」という空気感があって、実際その通りになった。 「いろいろなデメリットは承知だが、それを踏まえても業界的な旨みがある」から強行された面がある。

    …続きを読む
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