旧ジャニーズ性加害 被害者救済委が35人に補償内容の連絡開始
故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、「SMILE―UP.(スマイルアップ)」(旧ジャニーズ事務所)が設置した「被害者救済委員会」が、被害補償を求めている人のうち、性被害の確認が取れたとされる35人に、補償内容の連絡を始めた。スマイル社が22日、被害補償の特設サイトで明らかにした。
事務所は日付が変わった23日深夜、「35人への(補償内容の)連絡は完了したと聞いております」と朝日新聞の取材への回答を寄せた。
今後、同社は被害者の合意を得て補償金を支払う。また、20日時点で、834人が被害者救済委に被害を申告して補償を求めているとし、「被害者救済委員会にて順次、個別に聞き取り等が進められていると伺っております」と説明。補償対象はさらに拡大するとみられる。
同社は、補償額や対象者の詳細については、プライバシーに関わるとして、明かさなかった。同社はサイトで「被害を受けた方々へのお詫(わ)びと被害救済にはこれからも長い道のりが待ち構える中、弊社は今後も定期的に被害補償や再発防止策の進捗(しんちょく)状況等をご報告する」としている。
元裁判官の弁護士3人からな…
- 【解説】
この被害者救済委員会は3人の弁護士で構成されており、確認が取れた35人に補償連絡を始め、そして連絡をしてきたひとが834人にのぼるとされています。この窓口は9月13日に設置され、そこから2カ月経ってやっと補償が開始されることになります。2カ
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