関電、北海道での風力発電計画を大幅縮小 自然保護団体や地元が反対

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堀篭俊材
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 関西電力は21日、北海道古平町や余市町など後志地方の4町にまたがる風力発電所の建設計画を大幅に縮小する、と発表した。自然保護団体や地元などから反対の声が出ていたのを受けて、ハイマツなどの自然林が広がる仁木町などを計画地から外した。最大64基の風車をつくる計画を同18基と当初計画の約3分の1に縮小する方針だ。

 関電は21日、経済産業相に環境影響評価方法書などを提出。そのなかで計画の大幅な縮小を盛り込んだ。当初計画していた発電出力最大26万8800キロワットを同7万5600キロワットに縮小する方針だ。古平や余市両町と仁木町、共和町の4町にまたがる計画地も古平、余市に絞り進める計画だ。稼働時期について関電は未定としている。

計画区域に手つかずの自然林や鳥獣保護区

 後志地方4町にまたがるこの…

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