温室効果ガス削減進まなければ3度上昇、「毒の根源を断て」 国連

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市野塊
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 国連は20日、今の対策のままでは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減が進まず、世界の平均気温は今世紀末には産業革命前より3度近く上昇するとの報告書を公表した。世界が目指す1・5度に抑えるには、2030年までに現在の6割程度まで排出量を減らす必要があるという。

 報告書によると、22年の排出量は前年から1・2%増え、過去最多の574億トン。1・5度に抑えるには30年時点の排出量を約330億トンまで下げる必要がある。この差は米国、中国、欧州連合の年間排出量を合わせた規模という。

 今世紀末の気温上昇は、今の…

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