内閣支持率25% 政権復帰後最低 不支持率は最高 朝日世論調査

有料記事岸田政権

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 朝日新聞社は18、19日に全国世論調査(電話)を実施した。岸田文雄内閣の支持率は25%(前回10月調査は29%)に低下。不支持率は65%(同60%)に上昇した。政府が経済対策に盛り込んだ減税と現金給付について「評価しない」は68%で、「評価する」の28%を大きく上回った。

 支持率は、2012年12月末に自民党が政権に復帰して以降の11年間で、菅義偉内閣の21年8月の28%を下回り、最低。不支持率も、最高だった前回を更新した。支持率が25%以下になるのは、民主党野田佳彦内閣時代の最後の調査となった12年12月上旬の21%以来。

 政党支持率は、自民27%(同26%)、立憲5%(同4%)、維新5%(同6%)。自民の支持率は、7月以来、5カ月連続で30%を切った。

 これまでの岸田首相の仕事ぶりを見て、首相を「信頼できる」と答えた人は26%(同30%)にとどまり、「信頼できない」は67%(同62%)にのぼった。岸田内閣の副大臣と政務官の3人が相次いで辞任したことについて、任命した首相の「責任は大きい」は61%で、「それほどでもない」の35%を上回った。

 減税と現金給付を打ち出した…

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    牧原出
    (東京大学先端科学技術研究センター教授)
    2023年11月20日12時6分 投稿
    【視点】

    官邸主導と首相権力の強化は、政治改革と省庁再編の帰結ですが、そこで起こったのは、首相と官邸の決定は首相自らしか責任のとりようがないことです。今回の経済対策では、政府税調への緊急諮問など有識者に諮った手続をとれば、ここまで下がることはなかった

    …続きを読む
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    常見陽平
    (千葉商科大学准教授・働き方評論家)
    2023年11月20日16時24分 投稿
    【視点】

    ■岸田政権崩壊のXデーにむけて国民的議論を爆発させよ!朝日新聞の手加減の背景  岸田政権はもはや息も絶え絶え、青色吐息である。ダッチロールを繰り返している。国民に向けた飴玉、減税と現金給付も総スカンと言ってよい状態である。最低の支持率と言

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