五輪招致めぐる「機密費で贈答」発言 馳浩知事と記者団との一問一答

有料記事

 18日にあった馳浩・石川県知事と記者団との主なやり取りは以下の通り。

 ――17日に都内であった会合で、東京五輪の推進本部長だった当時、安倍晋三首相から「必ず勝ち取れ」「金はいくらでもある」「官房機密費もある」という話をされたと発言した。これは事実か。

 日体大と連携協定を結んでいる地方自治体の意見交換会で、講師としてお招きを受けて、公務として講演した。その中における発言の一部と存じている。昨日のうちに記者クラブのみなさんには、私自身の事実誤認もある発言だということで、五輪招致に関する発言については全面的に撤回することを伝えた。昨夜のうちに文部科学省、スポーツ庁の関係者にも報告した。

 ――発言の中では、100人あまりのIOC(国際オリンピック委員会)委員に対し、それぞれの選手時代の写真をまとめたアルバムを一冊20万円で全員分つくって配った、という発言もあったが。

 申し上げている通り、事実誤認の部分を私自身も確認していて、発言は全面撤回した。以上です。

 ――「事実の誤認」とは、どの部分を誤認していたのか。

 五輪招致にかかわることであ…

この記事は有料記事です。残り1211文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません