マイナ保険証の利用率、10月時点で4.49% 6カ月連続で低下

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吉備彩日 藤谷和広
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 マイナンバーカードを使った「マイナ保険証」の利用率の低下が止まらない。厚生労働省は13日、10月時点の利用率が4・49%だったと明らかにした。ピークだった4月の6・3%から6カ月連続で低下した。

 医療機関や薬局で、患者の健康保険証の資格をオンラインで確認するシステムは、4月に原則義務化。これを受け、医療機関がこのシステムを利用した件数は伸び続け、10月で1億7334万件となった。

 一方で、患者のマイナ保険証の利用は低迷。このシステムでマイナ保険証を読み込んだ件数は、5月の853万件をピークに減少。8月以降は再び増加傾向に転じたが、10月時点で779万件、利用率は5%弱の低水準にとどまる。利用が伸び悩む背景には、窓口での負担割合の誤表示をはじめ、相次ぐトラブルなどがあるとみられる。

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