「アニメで学んだ人は同志」 声優・佐々木望さんの世界広げた英語

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聞き手・真田嶺
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 1990年代に放送され人気を博したアニメ「幽☆遊☆白書」の主人公・浦飯幽助役などで知られる、声優の佐々木望さん。仕事をしながら、40代で東京大学を受験、合格して話題となりました。その世界を広げたものの一つは、大好きな「英語」だったといい、「自分に優しく」学ぶことも大事だといいます。

声優としてアニメの主要キャラクターを担当してきた佐々木さん。著書『声優、東大に行く 仕事をしながら独学で合格した2年間の勉強術』(KADOKAWA)でも紹介している独自の勉強法とは。

 ――英語学習を始めたのはいつですか。

 学校で英語の授業が始まった中学1年生の春です。NHKの「基礎英語」というラジオ講座を試しに聴き始め、不思議と欠かさず1年間聴けたんですよね。ラジオを聴いていると、学校で学ぶ内容を先に理解できることもよくあり、英語学習にポジティブになることができました。

 あとはスヌーピーで知られる漫画「PEANUTS」(チャールズ・M・シュルツ作)など、米英の漫画の日英対訳本もすごく好きで、ずっと読んでいたんです。ラジオと漫画が英語の勉強になっていました。

 それまで、英語との接点はありませんでしたが、「アルセーヌ・ルパン」や「シャーロック・ホームズ」シリーズなどのミステリー小説、サリンジャーやヘミングウェーなどの海外文学が好きだったので、英語圏や海外の文化に対する憧れや親近感はあったのだと思います。

急性声帯炎に…必要に迫られ再開した学習

 ――ラジオや漫画から楽しく…

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