熊本市が札幌市と防災協定 「風水害のノウハウを」と打診受け
森北喜久馬
熊本市は8日、札幌市と「防災に係る連携協定」を結んだ。札幌側から7月、「風水害の経験が乏しいので」と相談があったのがきっかけ。大西一史市長はこの日、札幌市で締結式に臨んだ後、札幌市職員を対象に講演した。
熊本市が防災協定を結んでいるのは、福井市、兵庫県尼崎市、岡山県総社市、松山市、長崎県島原市の5市で、札幌市が最も遠隔地となる。北海道は北朝鮮のミサイル発射でJアラート(全国瞬時警報システム)の対象地域に何度もなっており、今回の協定には武力攻撃事態の経験を生かすことも盛り込まれた。(森北喜久馬)