40年ぶりの新型やくも、地元でお披露目 内覧会で約150人が乗車

渡辺翔太郎
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 JR西日本は7日、来春から山陰と山陽を結ぶ特急やくもの新型車両に、初めて乗客を乗せて松江―根雨駅(鳥取県日野町)間を走らせる内覧会を実施した。

 沿線の自治体関係者ら約150人が参加。松江駅を出発した新型車両は、米子駅(鳥取県米子市)を経由して根雨駅で折り返し、米子駅に戻った。走行中、参加者たちはグリーン席の座り心地を確かめたり、家族連れなどがくつろいで旅を楽しめるセミコンパートメントの様子を眺めたりしていた。

 出張でやくもを使うという伊木隆司・米子市長は「今までのやくもは長く座っていると背中やお尻が痛くなることもあったが、新型は座り心地が格段に良くなっている。ぜひやくもに乗って、山陰を楽しんでほしい」。JR西日本山陰支社の佐伯祥一支社長は「やくもの新型車両は約40年ぶりで、性能が大幅にアップしている。沿線のすばらしさ、車両のすばらしさを発信して、末永く愛される車両にしたい」と話した。(渡辺翔太郎)

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