ゼレンスキー大統領、停戦交渉の可能性を否定 「世界の疲弊は理解」

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ロンドン=藤原学思
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 ウクライナゼレンスキー大統領は5日に放送された米NBCのインタビューで、ロシア側と停戦交渉するつもりがないと強調した。「彼ら(ロシア軍)は我々の領土から出ていかなければならない。その後で初めて、世界は外交のスイッチを入れられる」と述べた。

 イスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突が始まったこともあり、ロシアによるウクライナ侵攻への国際社会の関心は薄れつつある。NBCは4日、米政府高官らの話として「欧米の当局者がウクライナ政府と和平交渉の可能性について議論を始めた」と報じた。

 だが、ゼレンスキー氏はインタビューで「米国は、私がテロリスト(ロシア側)と話す用意がないことを知っている。彼らの言葉は無に等しいからだ」と述べ、現時点ではロシア側と停戦交渉に臨む考えがないと改めて説明した。一方で、「世界の多くの人が疲弊している。当たり前のことだ。理解できる。なぜなら、長い戦争だからだ」とも指摘した。

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