「いますぐガザ停戦を」米欧で市民デモ イスラエル支持の政府に批判

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ワシントン=下司佳代子 ニューヨーク=中井大助 ロンドン=藤原学思 ベルリン=寺西和男

 イスラエル軍が地上作戦などでパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を強める中、イスラエル支持の姿勢をとる欧米政府の足元で市民によるデモが続いている。深刻化する人道危機と人的被害に、停戦を求める声や政府批判が強まっている。

 米ワシントンでは4日、親パレスチナ9団体が共催し、学生団体など約250団体が賛同した大規模なデモがあった。主催者は最大10万人が参加したとしており、周辺は身動きがとれないほどだった。

 参加者たちはパレスチナの旗などを掲げ、「今すぐ停戦を」「パレスチナに自由を」と連呼。「停戦なくして投票なし」というかけ声も聞かれるとともに、「バイデンは恥」「イスラエル支援をやめろ」と米政府を批判するプラカードもあった。

ユダヤ系の参加者も 「先祖が生きていたら…」

 バージニア州アレクサンドリ…

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この記事を書いた人
中井大助
アメリカ総局長
専門・関心分野
アメリカの社会、政治、文化
イスラエル・パレスチナ問題

イスラエル・パレスチナ問題

イスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルに大規模攻撃を行いました。イスラエルは報復としてハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区に攻撃を始めました。最新のニュースや解説をお届けします。[もっと見る]